質問数と成績上昇率の関係
初めに
FitStudyで集計した質問数と成績上昇の関係をグラフでまとめてみました!
結果をどのように感じたでしょうか?綺麗な山の形になっていてFitStudyとしても少し驚きを感じましたが、確かに振り返ってみると納得の結果でした。
やはり質問数が少ないと成績上昇率は低いですよね・・・
一方で質問数が多いと成績上昇率が急降下している点は意外だったかもしれません。
まずは自分がどこに位置しているかを把握し、属するグループの分析結果を読んでみてください!
週1回以下
~成績上昇率~特徴1
10%と最も低い結果です。また模試の結果等を見ると自分の実力に比べて優しい問題を間違えてしまう傾向も強いです。
~生徒数~特徴2
意外にも多くの割合の生徒様がこのグループに属しています。
~人物像~特徴3
質問数が少ない要因として部活で忙しい、質問するのが恥ずかしい、そもそも質問することがないということがあります。
・部活などで時間がなくて質問が出来ていない人
授業中に分からないところを見つけて、電車などの移動時間に質問をしてみましょう。質問の解決だけでなく授業の復習にもつながり、部活をこなしながらでも宿題などを効率よく終わらせることができます。
・質問が恥ずかしい人
質問することは恥ずかしいことではありません。講師たちも質問を繰り返すことで問題を解決してきた張本人です。分からないところを放置してテストで結果が出ないことの方が後々自分を苦しめます。質問の先輩にガンガン質問をぶつけていきましょう。
・質問することがない人
分からない部分を、そういうものだからで片付けてしまっている人が多い傾向があります。一歩踏み込んで、常になぜという意識を持って勉強するようにしてみましょう。新たな発見や疑問が生まれてくるかも知れません。
それでも質問がない人は是非ノートを送ってみてください。癖や問題点をチェックしてアドバイスをします。
FitStudyでは質問は無制限です。週1回以下の質問はとっても勿体ないので「まずは活用してやるぞ!」といった意識を持ってみて下さい!
週1回~2個
~成績上昇率~特徴1
20%という結果でした。この数値は一般的な他塾の受験生と比べてほぼ同値になります。もう一歩質問力を身に着けることで更なる成績上昇が狙えます。
~生徒数~特徴2
このグループが一番多く生徒数が多いです。
~人物像~特徴3
質問することに抵抗はないものの、質問を言葉にする力が少し弱点の生徒様が多いです。
分からないところがあるけどどのように聞けばいいか分からないからと質問をためらってしまう傾向があります。疑問を持つのは素晴らしいことなのに分からないままにするのは、大変もったいないことです。まずは少しでも分からないと思った部分を、「何が・どこから」を軸に一度言葉にしてみましょう。言葉にする過程で今まであやふやだった疑問が明確になり、具体的な質問をしやすくなります。どんどん質問の数を増やしていきましょう!
週3回~6個
~成績上昇率~特徴1
32%と素晴らしい上昇率が期待されます。
~生徒数~特徴2
FitStudyが質問の利用を促している結果、長期的にご利用頂いている生徒様がこのグループに属することが多くなっています。
~人物像~特徴3
レベルにあった問題集を適切に解けていることが多いです。良い質問をすることが多く、学びを加速しています。
適切なレベルの問題集を解いて、質問をすることがしっかりと習慣化されていて素晴らしいです。また質問内容も実のあるものが多く、確かな学力につながっています。今のペースでこれからもどんどん学習を加速させていってください!
週7回~13個
~成績上昇率~特徴1
34%と最も高い結果です。ですがこれ以上質問数が多いと急激に低下することが多いので注意が必要です。
~生徒数~特徴2
最も成績上昇率が高い一方でこのグループに属する生徒数は最も低いです。
~人物像~特徴3
FitStudyを上手く活用してやるぞ!という気迫溢れる生徒が多いです。勉強に熱をもって取り組む傾向があります。
勉強の意欲が質問数に表れていて素晴らしいです。習慣的な勉強と質問がしっかりできており成績に繋がる学習ができています。しかしいつでも質問が出来るからとレベルに合っていない難しい問題集を無理に解いたりして、かえって勉強の効率が悪くなってしまわないように気を付けましょう。適切なレベルの問題を適切な量で解くことが大切です!
週14回~27個
~成績上昇率~特徴1
19%という結果でした。質問がやや過多になっており上昇率は週1〜2回の人と同程度まで低下してしまっています。
~生徒数~特徴2
成績上昇率が最も高いグループの倍近い生徒様が属しています。
~人物像~特徴3
日頃から多くの問題に取り組み、質問への意欲もとても高い生徒様が多いです。
日頃から常に疑問を持って取り組んでいて素晴らしいです。しかし質問をたくさんしようとして、自分だけでも考えられるところもとりあえず聞いてしまっていませんか?質問をするというのは単に聞く行為だけではなく、質問するまでに自分が何を分かっていないのかを明確にする作業も含んでいます。質問する前に一旦自分で考えてみて、「ここまでは分かるけどここからが分からない」というように自分の中の理解の境界線を作れるようにしましょう。また様々な疑問が出ることは大変すばらしいですが、勉強するうえにとって本質かどうかも見極めてみるとより良い学習効果に繋がります!
週28個~
~成績上昇率~特徴1
12%という結果でした。たくさん質問をしているにもかかわらず、週一回しか質問をしていない人とほとんど変わらない上昇率となってしまっています。
~生徒数~特徴2
最も少ないものの、一定数が属しています。
~人物像~特徴3
勉強に対する意識は高い生徒様が多い傾向です。しかし問題集のレベルがあっていない、自分で考えずなんでも聞いてしまう生徒様もみられます。
・単元の基礎が不十分なひと
単元の基礎的な部分を理解できていない状態で難しい問題を解こうとしてしまっている傾向があります。まずはその単元の基礎を固めた上で、難しい問題ならではの応用部分についての質問ができるようにしましょう。
・細かいことを気にしすぎてしまう人
常に疑問を持って問題に取り組む姿勢は素晴らしいです。しかし本質とは違う方向ばかりに気を取られてしまうと、本来考えるべきことを放置してしまいがちです。様々な疑問の中から問題の本質を見極めて質問を考えることも、学力を伸ばすトレーニングになるので挑戦してみましょう。
・何が分からないかをうまく質問にできていない人
質問をしても、思ったような答えが返ってこなくてまた質問をするということがありませんか?これは質問の意図が講師に伝わっていない可能性が高いです。まずは自分が何を・どこから分かっていないのかを改めて考えて言葉にしてみましょう。もし難しければ一度担任などと一緒に質問を考えるところから始めましょう。
最後に
感想欄
是非このコラム記事を読んで、自己分析につなげてください。
そして感想を書いてくれると非常に励みになります!
「ノートチェックなど活用して質問してみよう」
「この問題の一番重要なポイントを質問してみよう」
などなど皆様からの感想をお待ちしております!